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ナルセブログBlog

いつまでも若々しくいられる人


おはようございます。
夏に向かっておりますが、すでに夏日の日も出てまいりました。いかがお過ごしでしょうか。

さて、先日の話になりますが、お友達の還暦のお祝いの会に参加いたしました。

私の感覚だけなのか、昔よりも今の還暦の方々って若々しいなと思います。

見た目だけでなく、お仕事も精力的で、趣味も多岐に渡り充実した毎日を送られているなと感心です。

こんなに素敵な諸先輩方がいらっしゃるのなら、歳を重ねることに対して楽しみだなと思えるようになってきました。


お祝いの席では、美味しいお酒、お料理が振舞われましたが、こんな席だからこそ思うことがあります。

この若々しさの根底とは何だろうと考えた時、やはり、健康であるという事なのかなと感じた事です。
とにかく皆さん軽やかなんです。
健康であることがありがたいことだなと。

健康ってとてもふんわりした表現ですが、とりあえず、
行きたいところへ行き、したいことをして、食べたいものを食べられることって幸せなことであり、
当たり前かに思えますが、これができるかできないかで日々の満足度は違うと思うのです。

なんでも美味しく食べられる、飲める、これはごく当たり前のことのように感じますが、実は、いつでも壊れてしまうものである事はまだそのような症状のない方にとっては実感がない事だと思います。

食べられなくなる原因としては、様々挙げられますが、その中の一例を紹介すると、

・噛めない
・飲めない
・食欲がない


こんな事わかりきった事であると思うのですが、いざ食べられなくなると、
理由がわからなくなります。でも、その原因は至ってシンプルで、
これのどれかが悪いと、たちまちバランスが崩れてしまうのです。

現に、もうすでに介護の状態になってしまった方で、栄養の状態を調べた結果があります。
低栄養のリスクが高い方は、施設に入所中の方の中の約半分にも及ぶという結果が出ており、
(「令和元年老人保健増進等事業「介護施設における効果的な栄養ケア・マネジメント及び医療施設と栄養連携の推進における調査研究事業」 より)

低栄養のリスクが高い、即ち、
食べられなくなっているという状況に置かれている人は、思いの外多い
そして、そういった方々は健康を害していて、
食べられない事により回復が遅いということです。

結果食べられなくなる、という状況にはさまざまな要因が絡んでおり、
この段階で未然に防ぎたいものです。

これをオーラルフレイルと言うのですが、(直訳すると、口腔の虚弱という事なのですが)
この内容で、私は去年1時間ほどセミナーをしましたので、ここからいくらでも書けるのですが、
とってもややこしいのです😂(もうそろそろ限界ですか?)

簡単にまとめると、数年前と比べて
・滑舌が悪くなったような自覚はないですか?
・むせる頻度が多くなった事はないですか?
・頬や舌を無意識に誤って噛んでしまった事はないですか?
・食べにくいなと感じる食材はありませんか?
・食欲がなくなったと感じることはありませんか?


これらのどれかに当てはまる事はないでしょうか。。。
もしかしたらオーラルフレイルの兆候かもしれませんね。
気温のこともありますが、食欲がないというのも、一つの兆候です。

歯科医院では、機能を測定する事により、この分かりにくい兆候に気づくきっかけになるような治療や提案も行っています。

歯を治すだけでなく、食べる、「機能も診ていけたら」と思っている今日この頃です♪


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