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ナルセブログBlog

結局、わたしたちは、何を使えばよいのか?

おはようございます。

当院の紫陽花が満開です。



このところ、歯が虫歯になる仕組みから、
それを防ぐのに一番効果的なのは口の中から歯垢を取り除くのが良いと言うお話をしておりましたが、

で、結局何使ったら良いの?ということです。


歯垢は、歯にこびりついていて、こすらなければ取れない、お風呂のぬめりと同じで、
薬で溶かして取ることもできるけど、口の中に劇薬を入れることはできないので、どうすべきかを今日お話ししますね。

こんなにシンプルな事なんですが、自分だけで行うセルフケアではどんな方法をとっても歯垢を全てとるということは難しく、何割かは残ってしまうという研究結果が出ています。(資料により前後しますが、2-3割は残ります。)

現在多く市場に流通している、歯磨きに関する道具は年々増えていて、
それらをもってしてでもなかなか歯垢を全て自分だけで取るのが難しい理由は、

・目視ができない
・歯の形が複雑


ここが、お口の中の掃除において他と異なる点ですね。

また、歯垢は、

・擦り取ることが一番効果的な除去方法


である事がさらに我々の手間を招きます。

これらを解決するために、様々な歯磨きに関する道具が開発、発売されただけでなく、
口に対して意識を向ける方が多くなったおかげで、虫歯の数は確実に減りました。(国が定期的にとっている統計「歯科疾患実態調査」からも明らかです)

それでも、虫歯はゼロにはならない理由は、
この至ってシンプルな理由に対する解決方法が、
セルフケアでは難しいことにあるのですが、

その中でも、

目視できない

という事は超えられないものです。
どんなに高性能なものが出たとしても、同じ事です。

最近は、水流で汚れを落とすものも、随分と性能が上がり、本当にダイレクトに直撃(台風みたいですが🌀)していれば、歯垢が落ちるものも出てきました
。(全部ではありません)

つまり、家庭用レベルの家電でも馬鹿にできないパフォーマンスを発揮します。

ただし、ちゃんと当たって(接触)していればね👋👋

この一言に尽きます。

これができれば、苦労はしないのですが、出来ていない人が大半なので、虫歯も歯石もなくならないのが、現実です。

なぜなら、
目視ができないから。

こんなシンプルな事情で、どんなに道具が進化しても、歯科医院でのプロケアが必要になってくるのですね。

また、
歯ブラシ、電動歯ブラシ、フォーターピック、エアフロス、歯間ブラシ、、、、、
この中でご自身が愛用なさっているものはありますか?

これらは、歯ブラシと電動歯ブラシでも、同じ歯ブラシなのに使い方が全く違います。

こちらの使用法もアドバイスする事ができますので、歯科医院にかかられる時は、

普段お使いのケア用品を持参なさると、ケアがより良いものになるかもしれませんね🫶

結局、わたしたちは、何を使えば良いのか?
のわたしのアンサーは、何でも良い、でも、ちゃんと歯に当てられればね👋

という事になります。その人によっても使うべきものが違いますし、
本人が使いやすいものが一番ですからね🫶

今日も良い1日をお過ごしください。


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