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ナルセブログBlog

様子見ても解決しない時はすぐ削るべし

こんにちは。
もうすっかり秋ですね。
当院もエアコンをつけなくても快適に過ごせる室温を保てるので、
ずっとこれくらいの季節であればな。。。と個人的には思います。

さて、先日より、歯を「削らないことに対する意味」についてお話ししましたが、

今回は「すぐに削ってどうにかするべき」例についてお話ししようと思います。

先日のコラムで、激痛にも関わらず、レントゲンに何も映らない場合、歯に入った亀裂がレントゲンに映らないことがあるとお話をしました。
レントゲンのみならず、他の症状も含めて何をするのかを決定するのが良いのですが、

痛みが強い場合、

・どの様に痛むのか
・いつ痛むのか、、、
・何を口に入れると痛いのか
・何もしていなくても常に痛いのか

こんなことをお尋ねして決めるので、それでも経過観察を行うべきであれば経過観察ですが、
歯を削らなければ解決しない状態の場合、穴が空いてなくても歯を削る場合があります。

具体的には状況は違うのですが、大きく穴を開けて神経のある場所の消毒を行います。

症状の強い患者様は一定数いらっしゃいます。

一例を挙げますと、「噛むときだけ痛い、何かものが当たる時だけ強烈に痛い」という方もいらっしゃって、

前任院にてレントゲン上で何か写っているのかというと、そういうわけではないという説明をすでにされていらっしゃる方もみえます。それって誤診なの?と尋ねられるのですが、一概にも言いきれません。

それは、同じ機械で撮影しているわけではないので、若干の写り方の差異があるということですね。

実際に口の中をみて、原因と思しきところに力を加えたりすると、ある反応から、大方想像がつき、「これをやらないとダメだ」という状況なことがよくあります。


根の先に膿(うみ)が溜まっている場合です。


レントゲンの機材の機体差ということも大きいのですが、
初期症状は本当に映らない場合もあるので、

これは症状を聞いての処置になりますが、例え歯に穴が空いていなくても削らないことは病状を進行させるだけでなく、膿が溜まっている場合、状況の改善は、処置なしにはないので、急いで処置する必要があります。


また、あからさまに腫れたり、実際膿が、すでに腫れた歯茎から出ているパターンもあるので、こうなった場合は様子見している場合ではないということですね。


下の図の通り上から歯を削って穴を開けて膿を抜く場合と、すでに腫れた膿の溜まった歯茎を切開して膿を抜く場合とありますが、どちらにも言えることは、膿は早くに抜くべきです。


タイミングは状況により前後しますが、いずれにせよ一回は様子見ることはあるのかもしれませんが、それでも解決しない場合は方法や見方を変えることが必要だという事です。

すぐ削らなければいけない場合とは、激痛のような症状が強い時だよ、というお話でした。


症状の大小は色々な判断材料があるので、我々はたくさんのことを尋ねます。

正確ではなくとも、思い浮かぶことはなんでもおっしゃってくださいね。


良い連休をお過ごしください。


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