この治療の他に、方法はないのか?(セカンドオピニオンについて)
最近は、朝晩の寒暖差はさることながら、日による寒暖差が激しいな、と感じます。
昨日は冷えたのに、今日は半袖でも蒸し暑いくらいの夏の様な毎日です。
本当に10月後半ですか?という気候ですね。
歯科にかかっている時、治療方法に関して、「この方法以外に何かないかな?」と思ったことはありませんか?
それが、不信感などでなくとも、気軽に「もっと違う方法はあるのかな?」「こんな方法ないかな?」ということが話題にできると良いなと思うことがあります。
実際に、わたしが患者側になった時に言いにくかった経験があるのですが、自分が専門職でも患者側になるとこういった話題がなかなか切り出しにくいものです。
それ故か、自分が治療方法を提案するときは患者様にはなるべく要望は聞くようにはしているのですが、
(それが全く不可能な場合もとりあえずお尋ねします。その上で厳しい条件であればご期待に添えないことははっきり申し上げてますが、、、)
それでもやはり聞きにくいことってあると思うのです。
まずは、前提として今日申し上げたいことは、主治医になんでも聞こう!
ということです。こんなこと聞きにくいかな?
こんなこと言いにくい。
きっとあると思うのです。
ただし、些細なことから聞いておくのは、治療の方向性を自分の思う通りに行うための近道であるし、
誰でもそうなのですが、必要性のわからないことにお金と時間を割きたくないものなのです。
自分の身体のことですから、ご自身で納得なさる形が一番良いと思うのです。
でも、何度も聞いても埒が明かないことがありますよね。
そんな時は、方法が2つあります。
⭐︎その前に、、、📝
この場合いわゆる、専門医に紹介とは区別します。
一例として、当院は、保険適用ができるものや骨格的に直さなければ解決しない歯列矯正に関しましては日本矯正歯科学会で専門医として認められている専門医は紹介し、連携をしております。
こう言った例ではなく、継続中、またはこれから始まる治療に関しての検討方法について申し上げます👇
それは、
今のかかりつけで治療を継続してもらうのを前提として、他の意見も聞いてみる:セカンドオピニオン
と、
診療所を切り替えて次のところで治療を再開するのを前提とした:転院
です。
どちらも他者に意見を求める方法ですが、セカンドオピニオンに関しては、保険診療の範囲ではなく、相談、という形になるため保険適用外となります。
また、現在の主治医に紹介状を依頼して受信するのが一般的ですが、相談という形のみでも可能です。
転院の場合は、保険適用となります。
この辺りの保険診療の扱いはとてもわかりにくく、頭の上に?が浮かびそうなのですが、現在の日本の保険診療上のルールでこのような扱いになります。
新たに費用がかかるという点ではデメリットかに感じますが、ご自身の身体の事ですので無駄な出費かというとセカンドオピニオンを求めることは日本では近年広く知れているところではありますが、
諸外国では多く行われているものになりますし、歯科の分野でもセカンドオピニオンは増えてきました。
ここで、注意点ですが、あくまで違う視点からの意見を求めるものですので、
・患者様の意向と違う診断となる場合もある
・通院中の医院を否定する目的で行われるものではない。
・もうすでに終わった処置については、後追いで診断は行わない。
・転院を促すものではない。
こういった事は前提となりますので、相談へ行ったからといってセカンドオピニオンを求めた先で治療をしなければいけないということや全てご期待に添えるものではありません。
当院には、初診という形で治療を行う他に、上に述べたような
セカンドオピニオン外来(※現在のかかりつけでの治療を継続を前提としています。相談料:30分5500円 紹介先への返信書類込み)を設定しております。
転院(当院にて治療を開始する場合)に切り替える場合は、自費診療分は返金となり保険診療に切り替えます。
今はインターネットをはじめとした媒体から情報をとることは比較的容易ですが、自分にとって最適な選択をするために専門家に頼ることはとても重要ですが、の中でも数ある選択肢からご自身が選べるというのが大事なことではないでしょうか。
素敵な週末をお過ごしくださいね。