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ナルセブログBlog

【コラム】熱中症予防の水分補給と虫歯の関係。

おはようございます。
院長の成瀬真子です。先日の休日を利用して、海へSUPしに息子と行って参りました。
SUPとはStand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)の略称で、ボードの上で立ち、パドルを漕いで前に進むスポーツです。
気温が高いので、熱中症予防の為早朝に海へ行き、お昼前には帰ってきました🏖



さて、今日は熱中症時の水分補給について、簡単にお話しようと思います。
ここ数年、熱中症により体調を崩される方や、亡くなる方が急増しており、
その予防として、水分補給が推奨されていることは広く知られている事と思います。

この、水分補給に関しては皆様どの様なものを利用されていますか?

水でしょうか?お茶でしょうか?スポーツドリンクでしょうか?

答えは・・・・・何でも良さそうです😂

・・・・というのは・・・。

厚生労働省が、今年の6月に出した最新の熱中症予防に関しての情報をこちらに記載いたします(クリックでリンク飛べます)。

厚労省は、こまめな水分補給を推奨しておりますが、水分補給を何ですれば良いかは記載がありませんが、
大量に汗をかいた場合は塩分も摂取することは推奨しています。

つまり、水でも問題ないと判断できます。
激しい運動をした時や、長時間高温に晒され、大量に汗をかいた後は塩分を多少摂ったほうが良さそうですが・・・。

そこで、ここ最近問題になっているのは、スポーツドリンクの大量摂取での虫歯の増加や糖尿病の悪化です。
今日は虫歯についてお話しいたしますが、



医療の現場でも使われる経口補水液と呼ばれるものは市販されているものもありますが、お砂糖の濃度が約2%程度に抑えられていて、スポーツドリンクに関してはいろいろな形状のものがありますが、既製品では約6%と、

とっても似ているものに感じますが、スポーツドリンクには経口補水液の3倍も糖質が含まれています。

つまり、暑くて積極的に摂取すると、思っているよりも糖質を摂っているということになりますね。

スポーツドリンクには電解質など、体に必要なものも含まれていますが、大量に発汗したり、激しい運動をしなければ
日常生活や軽い運動、部活などではスポーツドリンクではなくてもよさそうです♪


スポーツドリンクはp Hも3程度なので、お砂糖を多く含み、かつp Hも低い飲み物と言えます。
(注:虫歯のリスクとしては、糖質(ショ糖)とp Hが5.5以下という条件がそろえばかなりハイリスクです。このお話だけでかなりの文字数になりそうなので今回は割愛します)

美味しいので、暑くて疲れるとつい欲しますが、この様なことも念頭に置かれると、水分補給時の飲み物の選択をちゃんとできそうですよね♪

また、甘い飲み物を摂取した後は、歯磨きなど口腔内を掃除するのは理想ですが、水でうがいをしたり、水やお茶を飲むなどしてお口の中から糖質を取り除くのもの一つの虫歯の対策としてはできそうですね。

今日も暑くなりそうですが、良い1日であります様に♪


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