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ナルセブログBlog

虫歯を予防する上で知っておきたいこと2つ

歯と口の健康週間もおわりですが、テレビやインターネット、あらゆるメディアで歯や、口のことについて取り扱われており、正しい情報を得ることは昔に比べて容易です。

こんなことあえてこのブログでも扱うことはないよ、とも思えますがあえて扱うからには、短くまとめます。

前回で、虫歯とは、ということについてお話しいたしましたが、では、どのような時にとけるのか?それは、

口の中が酸性になった時

です。
虫という言葉が使われているので細菌も関わるのですが、
菌があってもなくても、歯は酸性の状況におかれると溶けます。

酸性になれば、歯が溶け(脱灰と言います)、アルカリ性になれば修復(再石灰化)※条件ありされます。

なぜこんなにシンプルな事なのに虫歯は無くならないのか。

それは、
その事実を知らない人がまだまだたくさんいらっしゃる事と
美味しいものは大体口の中を酸性にするからです。



では、こちらをご覧ください。



こちらは、口の中の(下)酸性アルカリ性(上)の推移です。
常に酸性になったり、アルカリ性になったりしていますね。


一度ものを食べたら(食品にもよりますが)お口は酸性に傾くことが多いです。
それなのに、このグラフはアルカリ性になったりしていますね。

ものを食べたら、永遠に酸性になり続けることはないのはなぜでしょうか。



ここに一役かっているのが、唾液です。
唾液は緩衝能(かんしょうのう)と言い、一度酸性になったお口の中を戻そうとする能力があります。


唾液って素敵!では、この緩衝能があるのになぜ、虫歯のできやすい人とできにくい人が居るのか・・・・。

それは、この緩衝能に個人差があることと、もともともの歯の質があるからですが、

ここで上のグラフを見ると、(上)アルカリ性に傾いた時に、再石灰化といって、酸性に傾いた時にわずかに溶けた(脱灰)ところを補う作用があるのを注目してください。
この力があるので、歯は常に溶けては再生を繰り返し、虫歯が進むのに抵抗しているのですね。


ここをご覧になるとピンと来る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この、
口の中が酸性である時間を短くすれば、歯の質による個人差もある程度は挽回できるとは思いませんか。
虫歯を予防するには、

・いかに早く緩衝能(酸性になったお口の中をアルカリ性にするか)を助けるか
・長く酸性状態にしない工夫


これを日常にいかに定着させることではないでしょうか。

では、セルフケアで予防は十分そうかに思えますが・・・
⇨実はそうでもないのです。
これはまたお話ししますね。

それでは、今日も良い1日をお過ごしくださいね♪


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