歯の神経を抜いてもらえない
こんにちは。最近、とっても多く訴えのあることについて書こうと思います。
それは、
「歯の神経をぬいてくれない」
痛くて歯の治療に歯科医院にかかったのに、ほとんど何もされずに帰されたので、痛みが解決しない、、ということだと思うのですが、
こちらの訴えられる方が意外と多いので、こちらについて紹介いたします。
「歯の神経を抜く」とは、専門用語で言うと「抜随」と呼ばれる処置で、歯髄(歯の痛みを司る神経がある)を抜くという意味があります。
痛みを司る神経を抜くので、これがなくなれば当然のこと痛みを感じにくくなります。
痛みを感じにくくするなんて、なんだか良さそうです。
だって、虫歯が大きくなりすぎて、神経まで穴が空いた時にはこれをしなければ、寝られないくらいに痛いのです。
処置後は、痛みもおさまりますし、一見良くなったように感じるのですが、
それが、そうでもなかったりします🤔
歯の神経(歯髄)がある場所は、歯髄腔と言い、セットで歯に栄養供給をする大事な血管が通ってます。
それらを全て取り除くことを、俗に言う、
抜随(神経を抜く)と言う行為になります。
血管も全部取って大丈夫なの??
そんなふうに思いませんか?
そうですね。
同じ、歯でも、神経を抜いてしまった後の歯は、専門用語で「失活歯」と呼び、文字通り活を失った状態(もう活-イ-きてないよと言う意味合い)をさします。
対して、神経を抜く前の歯は、「生活歯」と呼び、活きた状態をさします。
イメージがつきにくいと思うのですが、
木の葉に例えると、春の緑の状態の葉か、秋の茶色の葉か?くらいの違いがあります。
緑の状態の歯は幹からの水分が行き届いていますが、茶色の葉は、木からやがて落ち、落ち葉となります。
なんとなくイメージがつきましたか?
同じ葉(歯)でも状況が全く違うのですぐ落ち(抜け)ます。
結果的に歯の寿命を縮めるので、我々は必要ないと判断すれば、極力神経は抜きたくないのです。
決して面倒で処置をしないわけではないのです。。
ただし、
仕方なくこの処置が必要な場合もありますので、そちらは次回以降でお話ししますね。
歯の神経は、極力残した方がよさそう🤔な、お話しでした。
今日も良い一日を、お過ごしくださいね^_^
今日までお休みいただきます🙏
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