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【歯周病の話】歯周病にかかっていますか?【よくある質問】


こんにちは。院長の成瀬真子です。
私事ですが、先日お誕生日でした。頂いたブーケですが、とってもセンスよく気に入ったので、飾った後、薔薇を庭に挿木してみました。根付くのが楽しみです♪

さて、とてもゆっくり更新のブログではありますが、今回は、最も多く尋ねられる事と、私も何回も説明することについて何回かに分けて記事にしていこうと思っております。

テーマは歯周病です。

なるべく難しくならないよう、簡単な言葉で、シンプルに書こうと思っておりますが、分かりにくいところなどあれば、診療時やInstagramのDMで質問などお待ちしております。


「わたしって、歯周病ですか?」「歯肉炎ですか?」

このやりとりは日々の診療で最も尋ねられることが多い事です。

ほぼ多数の方に言える答えは、「イエス」です。

診てもないのに何でわかるの(笑)もしくは、そんなはずがない!とお思いになるでしょうか?

それは、ギネスブックにも記載がある通り歯周病が世界で一番感染者数の多い病気だからです。
(2001年記載)

色々な調査がされておりますが、最新の日本での調査でも日本人の8割は歯周病にかかっていると言うデータがあり、風邪以上に皆さんにとって最も身近な病気と言えます。
(2005年、2011年の厚生労働省の歯科疾患実態調査より)

そもそも、「歯周病」とは、どんな病気かご存知でしょうか?

簡単に言うと、読んで字のごとく「歯の周りの病」です。
歯の周辺組織が細菌に感染することにより起こる病気を言います。

歯の周りとは、具体的に、歯をの周りで歯を支える、歯茎、骨、膜(下の図の青字部分)を指します。


この、歯のを囲む組織が細菌に感染すると、歯茎が赤くなり、血が出やすく、腫れたり、痛みを伴ったり色々な症状が出てきます。

つまり、歯茎=歯肉が腫れる「歯肉炎」も歯周病に含まれると言う事ですね。

日々、この様な症状が全くないと言い切れる方はとても少ないのではないでしょうか。
それほど、歯周病にかかる人は多く、身近な病気だと言う事ですね。

歯周病がいかに身近なものかこれを機会に知っていただければと思います。
少しでも気になる症状があれば、まずは歯科医院を受診なさることをお勧めいたします。


次回は具体的に、歯周病がどの様にして起こるのかということについて綴ってみようと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。


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